初めて色になる

音楽、特撮、雑記

古き良きネット文化(2)

前回に引き続き、ネット文化懐古シリーズ。

AMIGO CHAT

「サイバーキッズ共和国」の次にホームページ制作の場としたのが「AMIGO CHAT」(通称アミチャ)だった。
アミチャで制作したホームページのことは全然覚えていない。どちらかというとアバターに専念していた。

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(画像引用元:@amigochatunion

チャットには自分専用のアバターで参加することができて、アバターの装備は初期で用意されているものの他にユーザーが作成したものが販売されていて、かなり豊富だった。かわいい顔とかも用意されていた。


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これを買うための通貨はどのように賄っていたのか覚えていないのだけれど、やけにずる賢い子どもだったので、欲しいパーツのスクリーンショットを取って、ペイントで良い感じに切り取り・透過をして、自分の素材として登録して使用していた。めちゃくちゃ嫌な子どもだ。
スクショで手に入れた素材をそのまま転売はしなかったけれど、少し顔や髪形を変えたり、髪飾りを加えて販売はしていた……。もう時効だと思うので許してほしい。これのおかげでドット絵を打つスキルを得た。

トクトクアバター

アミチャの後にハマったのが「トクトクアバター」だった。アミチャのことは調べれば色々出てくるんだけど、こちらについては調べても画像とか全く出てこないので、記憶を頼りに書く。
レンタルサーバーを提供しているTOK2が運営していたサイトで、猫のアバターを色々着せ替えることができた。サイト自体はmixiに近くて、自分の日記を書いたり、掲示板で他のユーザーと交流していた。アミチャは同年代の人が多くて上手く馴染めなかったけれど、トクトクアバターは年上の方が多くて、居心地が良かった。
当時ここで知り合った22歳(自称)の男性と仲良くなってメール交換をしていた。向こうから送られてきた自撮りが、V系って感じでカッコよかった。私の写メも要求されたんだけど、当時は髪が短いのがコンプレックスだったので「髪が伸びてから送ります!」とはぐらかしていた。今思うとただの危ないロリコン野郎だった。
トクトクアバターはユーザーから運営サイドへの不信感がとても強くて、サービス終了も突然だったような思い出。ロリコン野郎以外にも仲良い人がたくさんいたけど、みんなどうしてるかなぁ。

ぱどタウン

トクトクアバター終了後、流れ着いたのが「ぱどタウン」だった。こちらは知ってる人が多いと思う。

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(画像引用元:【閉鎖した…】ぱどタウンが黒歴史を晒し上げるキャンペーン企画をやり始めたww


バーチャルタウン上で、自分の家をレイアウトしたり、土地を購入して家を建てたり、掲示板上でユーザーと交流したり……やり込み要素が強かった。タグを埋め込むことで、自分のページの背景を変更したり掲示板のアイコンを変更したり、色々とカスタマイズすることもできた。
ぱどタウン上では「ぱど彼」とか「ぱど家族」を作ることが流行していて、私も例に漏れずぱど彼がいた。イケイケの男の子だったような気がするけど、大して連絡することもなく自然消滅した気がする。アメリカンな赤ちゃんがおもちゃの車に乗っている素材を背景に使った子、という変な記憶しかない……。
周りのぱどカップル(?)は家具をプレゼントしたり、オフラインでもメアドを交換してやり取りしたり、ちゃんとカップルっぽいことをした人もいたらしい。


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(画像引用元:ぱどタウン、まだやってるの?!15年ぶりに住人になりました

土地を買うことで建てられる家の中に「アイスキューブハウス」ってのがあって、これがとにかく欲しくて、ランダム訪問で「カキコ」しまくって「パドル(ぱどタウン上での通貨)]を稼いだ。買えたときは嬉しかったな~。
もし現存していれば今でもしたいぐらいだったけれど、2016年7月21日を以ってサービス終了したとのこと。残念。
ぱどタウンのユーザーも私より年代高めで、「小学生はカキコ禁止!」と注意書きしている人もいたけれど、初対面でも書き込めば歓迎してくれるような人ばかりだった。今はそういう広く浅く付き合えるSNSってなかなか無いと思う。
今でも健在していれば、楽しめたかもしれないな。