初めて色になる

音楽、特撮、雑記

うつと転職

先日の記事でも軽く記述したとおり、私は今年の1月からうつ病を患っている。


人によって症状の全然違う厄介な病気なので、自分が軽度なのか重度なのかもよく分かっていないが、抗うつ剤を服用しないと不安に苛まれたり怒りやすくなったりする。夜は基本的になかなか寝付くことができない。1月から3月まで休職し、復職して半年以上経ったが、以前と違って仕事に集中できなくなってしまった。

薄暗く、出口の無いトンネルにいるような感覚だ。楽しいこともたくさんあるし十分に平穏な日常を送れているけれど、ふとした瞬間に何もかもが嫌になったり、仕事中は表しようの無いもやもやとした不安をずっと抱えている。
転職をするべきだと、元同期は口を揃えて言う。初めて入社した会社で、他の職場と比べることはできないけれど、どうやら私の職場は特殊らしい。尊敬していた先輩はみんな辞めていった。職場に不満を言っていた人に対して、以前は「そこそこの給料貰えてるんだし、過重労働させられているわけじゃないなら良いじゃないか」と思っていたが、この在籍した4年間で小さなことが積み重なって、不満を言っていた人の気持ちが分かるようになった。


この薄暗いトンネルから脱出するには、どうすればいいのか。4年も同じ職場で働いたことだし、心機一転職場を変えてみたいと強く思っているが、私は環境の変化を一番恐れる。
うつを発症したきっかけも、元々日頃の業務で鬱憤が溜まっていたこともあったが、急遽頼まれた社外での仕事が引き金となった。右も左も分からない中、知らない人ばかりの場所で働くことが怖かった。今考えれば、ずっと事務一本だった私に、技術系のプロジェクトをなぜか「その道のプロ」みたいな体で任せてきた会社が一番悪いと思うが……。わけのわからない異動ハラスメントが勃発するところも、会社への不満の一つだ。

転職したい気持ちはあるが、環境の変化を恐れるため、果たしてやっていけるのか、またあの日みたいに通勤中の電車内で泣いてしまうのではないかと不安になる。調べてみれば、「うつの人は一旦心身を休ませた上で転職をした方が良い」と書かれていることが多いが、二度目の休職は取りづらいし、休職してすぐに退職することも後ろめたい。実際休職中は働いていないという罪悪感をずっと抱えて、今自分は同僚からどう思われているのだろうとか、復職してまた働いていけるのだろうかとか、休まなければいけない状況なのに休めたもんじゃなかった。たぶん、どんな状況下でも何かと不安になってしまう性分なのだろう。